続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~


「ヤバいって何がだ?」



…いや、聞く前に一番ヤバいのはそのヤバいと言った本人だと思う。


しかし黙り込んでいたその男子が、急にガタッ!と立ち上がった。




「ヤバい!ヤバいって!」


「…だから何がだ?」


「あの校門にいる女の子、マジ美少女だって!!


アイドルか何かって感じ!ヤベー!」


立ち上がった男子は一人興奮状態。



しかし周りは唖然。
さっきまで一緒に吊るんでいた奴等までが、引いた顔をしていた。


かなりの冷めきった空気だった。






そんな時、一番最初に動き出したのは先生だった。



興奮気味のそいつの肩をポンと叩いた。






< 50 / 133 >

この作品をシェア

pagetop