続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~







……予感的中。最悪な状況設定。






「あれ、准君?
急に固まってどうしたの?」


「まさかあの女の子に惚れちゃったの!?」


「えーっ!?
それはいくら何でも駄目だからね!」





そう叫んでいる女子達を無視し、もう一度よく目を凝らして見る。


………間違いない。最悪だ。




既に不良先輩達は強制連行しようかという状況だ。






…………畜生っ!






「えっ?
准君一体何処に…」


「つーか准マジで何処行く訳!?

俺置いてくなー!」



それどころじゃないっつの!!








俺は猛ダッシュで校門の前まで走った。



そこにいたのは間違いなく…



「いやっ!
離してよっ!」


「いやとか可愛いー!」




…不良先輩達に絡まれている柚葉の姿があった。






< 59 / 133 >

この作品をシェア

pagetop