続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
それに答えるようにして、私は二人のもとに掛け寄った。
「ほら、この子が舘川(タテカワ)柚葉。
前に話したでしょ?」
愛華ちゃんが郁君(で良いのかな?)に紹介するように、私の方を指差す。
「へぇー、あの話してた柚葉ちゃんか。
言ってた以上に可愛い子だね」
「まぁね。私の自慢の友達なの!
で、柚葉。
この人が私の彼氏の郁君よ」
今度は私に紹介するように、郁君を指差す。
…やっぱり彼氏だったんだ。
私はバッチリ郁君と目が合い、軽く会釈した。
「どうも、愛華ちゃんのお友達の柚葉です」
「あ、うん。
俺は郁。こちらこそどうも」