続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
「…本当に?」
「うん!
ちょっと色々想像してて色々思っただけ!」
「…なら良いけど」
…ホッ。良かった。
愛華ちゃん、妙なところで鋭いからな。
「…でも愛華ちゃん、今日もしかして柚葉ちゃんと帰るつもりだった?
だったら俺先に帰るけど」
申し訳なさそうに郁君が言う。
……郁君っ!
なんて心の優しい方なんだろう!
どっかの誰かさんとは大違いだ。
「…あ、でも良いじゃん!
今日は三人で帰ろ…」
「あーっ!
今日そういえば用事あるんだった!
ってことで二人で帰って良いからね!」
私はわざとらしく言い、ニコッと笑った。