続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
しかし愛華ちゃんは目を丸くさせて吃驚している。
…そんなに演技下手だったかな。
でもまぁ良いや!
「じゃあ、そういうことで!
バイバイ!愛華ちゃん!」
「えっ…うん、バイバイ」
曖昧に答えた愛華ちゃんに手を振り、私はその場を走っていなくなった。
…何故かね、二人を見たら会いたくなったの。
早く会いたくて、渡したくなったんだ。
オタクの癖に他の人には秘密で。
かっこいい癖に以外と女嫌いだった過去があったり。
いつでも計算高くて、意地悪そうにするけど実は優しい。
…そんな君が急に恋しくなったんだ。