続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
外に出ると、空は青く澄んでいた。
…はぁー。咽かだ。
久しぶりにあの公園に行くか。
そう思って俺は歩き出した。
久しぶりと言っても、1年振りぐらいか。
のんびりと歩いていると、
ビュン!と大きな風が吹き、横を誰かが通り過ぎた。
…あの顔は…………柚ちゃん!?
っていうか何をそんなに全力疾走してまで急いでいるんだ?
茫然とその柚ちゃんの後ろ姿を見送っていた。
すると柚ちゃんはすぐさま自分の家に入って行ってしまった。
…只家に帰っただけか。
気にすることじゃないか。