続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
秘密じゃなくて
「柚葉、今日ね秋君が帰って来るんだって」
朝、いつもより遅めにリビングに行くと、一番にお母さんが言った。
その一言で、私は一気に目が覚めた。
「嘘っ!
秋お兄ちゃんが!?」
私の幼なじみで彼氏である、かなりのオタクの竜ヶ崎(リュウガサキ)准。
そして、そのお兄ちゃんが秋お兄ちゃんだ。
小さい頃からよく構って貰ってて、顔なんか凄く准と似ていたっけ。
…二人共かっこいいから凄かったけど。
確か秋お兄ちゃんは、今は大学1年生で家から離れて一人暮らしをしている筈だ。