続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
暴露*MIXside
「離せよ、そいつ」
…気が付けば、そこには准がいて。
准は私の腕を引っ張っている不良さんの腕を逆に掴んだ。
「離せつってんだろ」
「わ、分かりましたっ!!」
准に強い力で腕を掴まれた不良さんは、私の腕をパッと離した。
そして改めて准は呆れ返ったような目で私を見る。
…う゛ぅ。
何を言われて怒られるんだろう。
何しに来たんだとか、来るなって言っただろとか…。
色々頭で巡らせながらびくびくと待っていると、准はいきなり大きなため息をついた。