続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
「…何もされてねーよな?」
「………はい?」
…されるって何を?
いや、確かにケー番やメアド教えろとかは言われましたけど。
…と言おうと思ったら、
「…そういう意味じゃない。
……まぁ、その様子なら何もねーか」
と言って急に話をはぐらかした。
…っていうか何で心が読めるんですか。
そう思っていると、今まで黙っていた不良さん達(二人)が、拳をぶるぶると震わした。
「…誰かと思ったら、竜ヶ崎君じゃねーか…」
どす黒いオーラで一人が言う。
「…それが何か?」
一方の准は、興味なさそうに答える。
…でもこれじゃあ、売り言葉に買い言葉なんじゃ……