続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
すると更に不良さんはニヤッと笑った。
「はっはーん。
つまりは否定しないってことだ。じゃあ、言っちゃおうかなー」
楽しそうに言う不良さん。
しかしそんな不良さんに目もくれず、准はさっきから茅の外だった奏と呼ばれていた人の方を見た。
「…奏都(カナト)、何でお前もここにいんの?
つーかあの二人のことぐらい止めろよな」
「……まぁ、いたくないのが本音なんだけど。
最初は止めたけど、止めなくてさー。
俺がその子と仲良くしてるように見えたみたいで」
と言って面倒そうに私を指差す奏…奏都?さん。
どっちなの!?