大人の恋がしてみたい

「ワルい。ごめん。お前にイヤな思いをさせた事は謝る。

アイツは


俺の、元彼女なんだーー。


店長になる、１ヶ月前に振られた」



「えーーー」


「仕事とあたしと、どっちが大切なのって言われて

俺


答えきれなくて


振られた。


そしたら

きょう、イキナリ現れて


ヨリを戻したいと言われた。

俺は、ふざけるなって怒鳴った！


俺には、もう、お前以上に好きな女がいるから

お前とは、付き合わねえって答えた。


そしたら、アイツが怒って

俺が遥に気づいた時に

イキナリkissしてきた。

だから、あれは事故だ！

俺の意志じゃない！

俺は、お前以外の女とはkissしない！


お前以外の女を


抱かないって決めたんだ！


だから、俺を信じろ！


遥！」





「啓太…」



あたしは、崩れ落ちて泣いた。



嬉しいのと、悲しいのと、申し訳ないのと

一気に溢れてきて

どうにもならなかった。


啓太は、あたしに近づいて

あたしの肩を抱き寄せて


「健吾。」


「なんだよ。」

「お前の気持ちは、分かっている。

お前が、ずっと遥の事、好きだった事も知ってる。