大人の恋がしてみたい
「遥、いいか…?」

そう、啓太が聞いた。


「…うん。」



「遥、愛してる…」

そう言うと、啓太が、あたしの中に…



「うっ!?」


『ウソっ、痛いよ…えっ、こんな、痛いの…』


「遥、力、抜いて…いいか、大丈夫か?」

「うん。大丈夫だよ。啓太、大好き。」

頭の中で、由香里の言葉の意味をようやく理解した。


『力を抜いてって、この事だったんだ…由香里、ありがとう』


そして、あたし達は、ひとつになった…。




啓太は、終わっても、ずっと、あたしを抱きしめ、「愛してる」とkissをした。

何度も、何度もkissをした。


こんなに、誰かを愛おしく感じた事はなかった。


あたしは、啓太の腕の中で、ステキな夜を過ごしたんだ。


この日は忘れられない。


あたしの、一生の宝物だ。




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