イケメンキス魔にご用心!?
「うッ!」
「ぐ…」
「ぶはッ」
3人のうめき声が
聞こえたかと思うと…
「こ、こいつ強え!」
「帰るぞ!」
「お、おうっ」
バタバタと足音が
遠ざかっていった。
「大丈夫か?鈴」
あたしはやっと
腕の中から
解放された。
「うん…ありがと。
てゆーかよく勝てたね?」
「ん?あいつらが
口ほどにも
なかったからさ。
一発腹蹴ったら
もうおしまいだぜ?
つっまんねーやつら」
はは…;
苦笑いしかできない…
「ッて!
鈴だめだろ!」
「は?」
「勝手にいなくなって…
オレがどんだけ
心配したか…」
ホントだ…
空河楽斗、よく見ると
息も切れてるし
すごい汗だく…。
ッて言っても…
自分がナンパ
してたくせに
なんであたしが
怒られてんのよ…。