イケメンキス魔にご用心!?
「あ、楽斗くん。
何で鈴が学級委員に
なっちゃったのー?」
「ん、ああ、なんか
女子でやりたがるやつ
誰もいなくって。
誰かが鈴を推薦して
みんなが
鈴ならいいんじゃないか
ッて」
「は?楽斗何言って…」
「わーーー!!ッと」
慌てて空河楽斗が
五十嵐初音の口を塞いだ
…あれはこーゆうこと
だったのか。
あたしを推薦したのは
空河楽斗なのに、本人が
『誰かが推薦した』
なんて言ったから
五十嵐初音が
突っ込んだんだ。
「これでわかった?
オレはこんだけ
いや、これ以上
鈴のことが大好きなの」
な…
こいつ何を…
顔が熱い。
冷めることを知らない
あたしの顔の熱は
あたしの頬を
容赦なく真っ赤に染める
「ッて!
そんな真っ赤に
なんないでよ!
こっちまで照れんだろ!
だあー!
もう!かっこわりい!」