イケメンキス魔にご用心!?
「そういえばねー!
今日隣のクラスに
転校生くるんだって」
さすが情報屋の奏。
その情報は一体どこから
仕入れているのか…
ちょっと怖いから
聞かないでおこう。笑
「ふーん。男?」
「うーん…
どーだったかな。
でも、わりと近くの
高校から来るみたい」
ま。あたしには
関係ないや。
「おい、鈴ー!
もしすっげえ
イケメンがきても
揺らいじゃダメだぞ!!」
「…あたしは
大丈夫だよ」
てーか揺らぐッて…
別に今楽斗と
付き合ってるわけじゃ
ないのに…。
「よし!
じゃあちょっと
鈴ついてきて!」
「はッ!?」
返事をする暇もなく
楽斗に腕をひかれて
走り出した。