イケメンキス魔にご用心!?
ハッと目が覚めた。
今…
なんか夢を
見てたような…
でも思い出せない…。
ふと右手に
違和感を感じた。
「え!?楽斗!?」
右側を見ると
楽斗があたしの
手を握りながら
ベッドに顔を伏せて
寝ている。
あたしが起きるまで
待ってようとして
くれてたのかな。
でもなかなかあたしが
起きないから
楽斗も寝ちゃった
みたいだね。
「ん…」
楽斗の目が
眠そうに開いた。
「…おはよ」
「んー?鈴、おはよ」
チュッ
「なッ…」
「おはようのキスー」
へへへ…と
まだ寝ぼけ眼で
笑うこいつ。
「…顔洗ってこーい!!!」