イケメンキス魔にご用心!?
ガララ…
あたしが教室に戻ると
1番に駆けつけてきたのは
奏だった。
「鈴ー!
心配したんだよぉー!?
隣のクラスの転校生、
あいつだったんだって!?
大丈夫ッ!??」
奏はいっつも
あたしのことを
心配してくれる。
あたしも…
いつまでも奏に
心配かけてちゃ
いけないもんね。
成長しないと!
「ありがとね、奏。
あたし、
がんばってみることに
したんだ」
「いいのいいの!
でも…がんばるのは
いいことだし、
応援したいんだけどさ、
無理だけはしないでね?」
「うん。ありがとう」