イケメンキス魔にご用心!?
パチリと
ウインクしてくる奏。
同時に赤く染まる
あたしの頬。
「あれあれー?
鈴が男の名前聞いて
赤くなるなんて!
めっずらしー!」
「ちゃ、
茶化さないでよ!」
そうは言うものの
あたしでもそう思う。
名前聞いただけで
赤くなるなんて…
おかしいよね?
この気持ちッて…
いや!いやいやいや!!
この部屋ちょっと暑い!
うん!
そーゆうことだわ!
一人で納得していると
奏が急に真剣な声で
話し始めた。
「前にも言ったけどさ…
楽斗くんのおかげで鈴の
男嫌いが治るんなら
あたしは…素直に
お世話になって
いいと思うよ。
鈴だってそろそろ
青春するときが
きたんだよ★!」
なーッ…!?
奏ッたらまた
変なこと言って…
そんなこと言われたら
い、意識しちゃうじゃん!