イケメンキス魔にご用心!?

「鈴…だからさぁ…」


ポリポリと頭を
書きながら

もごもごと口ごもる楽斗



「?
どうしたの?」


小首を傾げて聞いてみる



「ばっ!!
…~ッ!
なんでもねえよ!」


楽斗はプイッと
そっぽを向いてしまった



その横顔が
ほんのり赤く
見えたのは


空を真っ赤に染める
夕焼けのせいかな?



「そのかわり負けたら
承知しないからね?」
「当たり前だッ!
鈴のことは
オレが守るよ」



またあの普段と違う
大人な笑顔を見せる楽斗



あたし、冗談で
言ってみただけなのに…


その笑顔は反則でしょ…



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