イケメンキス魔にご用心!?

奏ちゃんの口から
語られた鈴の
衝撃の過去は

信じられないものだった



だから鈴はあんなに

男を信じて
いなかったんだ。

歌山梢吾に
怯えてたんだ。



やっぱり歌山梢吾は
最低な奴だった。



できることなら

鈴の悲しみを
苦しみを
怒りを


全部オレが
変わってやりたい。

だけどやっぱり
そんなことできないから


オレはこれからの
鈴の未来を
明るいものにしていくよ



これでもう迷いはない。


最初から迷いなんて
なかったけど

決意が新たに固まった。



今日の勝負…


絶対に勝ってみせる!



「奏ちゃん!ありがとな」
「いいえ。
そのかわり今度こそ
鈴を幸せにして
あげてね!!」
「おうよ!」



鈴…

オレ鈴のためにがんばる


鈴もしっかり
けじめつけたいんだろ?

前に進みたいんだろ?


だったらオレは
その鈴の気持ちを
しっかり受けとめて

がんばるからな…!


待っててくれよ!!


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