イケメンキス魔にご用心!?
じゃああだ名でも
考えるか…。
わりと温厚で
ケンカとか嫌いそうな…
あ。思いついた。
「じゃあ、ありがとう。
家康」
「い、家康??」
「ぴったりだと思わない?
あとあたしも
名字はやめて?
堅苦しいから。
じゃあね」
あたしはパチクリしてる
五十嵐…じゃなくて
家康を置いて
更衣室に向かった。
「家康…??
鈴ちゃんッて
不思議な子だな…」
そんな彼の呟きは
あたしの耳には
届かなかった。