イケメンキス魔にご用心!?

「あ?」


呼び止めたのは
楽斗だった。



「謝れ」
「は?」
「鈴にちゃんと謝れ」



!


「楽斗…」



「お前のせいで
鈴が今までどんだけ
辛かったと思う?

きっとお前がいなけりゃ
鈴はもっと幸せだった。
もっと幸せな恋をしてた
もっと幸せな人生を
歩んでたはずだ!」



押し黙る梢吾。



更に言葉を続ける楽斗。


「早く謝れ!
鈴が嫌がることを
無理やりやろうと
したこと、
こんなに優しくて
案外涙もろい鈴を
侮辱したこと、
お前の身勝手な理由で
何度も鈴を傷つけたこと
全部謝れ!!」



楽斗…

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