イケメンキス魔にご用心!?

は?まさか学校まで
2ケツで行くの??


「む!無理ッ!!
あたし2ケツ
したことないし
怖いもんッ!」
「ふうーん?」


にやりと笑う彼。


「いいからいいから!
怖いならちゃんと
オレに捕まっとけよ」



ひょいッとあたしを
持ち上げて、勝手に
後ろに座らせる。



「ちょちょちょっと!」
「さッ行くぞー」
「わあッ」



急に楽斗が走り出すから
反射的に楽斗に
捕まってしまった。



う…
さすがに恥ずかしいし…


ちょいッと楽斗の
制服の裾をつかむ。



チラッと後ろを見て
ため息をこぼす楽斗。


「だからー、怖いなら
ちゃんとつかまんねえと
落ちても知らねえぞ?」


落ちッ…!?



落ちるのはやだけど

やっぱりどうも
抵抗がある。


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