イケメンキス魔にご用心!?
「なんだなんだ?」
見ると高そうな
かっこいいスポーツカー
そっから出てきたのは
金髪の兄ちゃん!
「うおッ!
誰だあいつ!?」
「…でもかっこいいな」
確かに初音の言うとおり
かなりかっこいい。
ワックスで上手に
セットしてある金髪。
切れ長の目に
高い鼻。
背はスラッと高く
服もかなりかっこいい。
ファッションは
チャラチャラしてる
かんじなんだけど
なぜかチャラ男ッて
イメージはなく
大人な頼れる男
ッて印象が強い。
「一体学校に
何の用だよ…」
「ここの卒業生とか…?」
初音とコソコソ
しゃべっていると
そいつはそこらへんの
女子に話しかけた。
「なあ、君…」
ぐはッ!
声までかっこいい!
まさに大人な男…。
「おい、何1人で
やってんだよ。
早く部活行こうぜ」
「いや、オレあの人見て
大人の勉強するわ」
「はあ…
オレは先行くからな」
そう言って初音は
行ってしまった。
オレはそのセクシーな
声の次を待つ。