イケメンキス魔にご用心!?

「花海鈴ッて知ってる?」



はあッ!?

今あいつ鈴ッて言ったか?



話しかけられた
女子生徒は
真っ赤になって
口をパクパクしている。



そこにちょうど
鈴が走ってくるのが
見えた。


「あッ鈴…」


"あの兄ちゃん鈴のこと
探してるッぽいけど
知り合いか?"



そう言おうと思ったが
鈴はオレに気づかず
男のもとに駆け寄って
いってしまった。



え…!?



ドクン…と
嫌なかんじがした。



「おう!鈴ー」
「ちょっと、
何考えてんのよ!?
いきなり学校きて
なんか騒ぎに
なっちゃったじゃない!」


鈴はあせって
キョロキョロしてる。



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