イケメンキス魔にご用心!?

がっくりと肩を落とす。


そして中学の頃のことを
思い出す…。


あいつは2度と
帰ってこなかった。



もしかして鈴も…





ダメだ…

今日はもう帰ろう…



トボトボと脱け殻になり
歩き出す。



「楽斗くん?」


ん…
誰だ…?


力なく振り返ると
そこにはどっかで
見たことのある
小柄な女子が立っていた



「今から帰るの?
一緒に帰ってもいい?」
「勝手にすれば」



もうどうでもよかった。


オレが返事をすると
そいつはパアッと
表情を明るくして
オレの隣にきた。



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