イケメンキス魔にご用心!?
そう。
女の子が来てる
ッてことはわかってた。
でもその女の子が
一方的に楽斗に
つきまとって
泣き叫んでるくらいだと
思ってた。
思いたかった。
しかし目の前に
見えるのは
信じがたい…
信じたくない光景だった
楽斗の胸の中で
泣く知らない娘。
頭をポンポンしながら
軽く抱く楽斗。
コレハイッタイ
ドウユウコトナノ…?
ショックのあまり
あれだけ強く
握っていたプリンも
簡単に床に
落としてしまった。
そしてあたしが
そんな空気に
耐えきれるわけがなく
気がつけば無我夢中に
走りまわっていた。