イケメンキス魔にご用心!?
「はあッはあッ…」
疲れて足をとめると
そこは楽斗の家の近くの
公園だった。
これだけ走っても
これだけ疲れても
これだけ泣いても
さっきの情景は
あたしの頭から
離れてくれない。
今まで学校休んでたのは
2人っきりで
あの子と会うため?
あたしに連絡
しなかったのは
ボロが出ないように
するため?
そして確かに覚えてる。
テーブルに置いてあった
2つのプリン…。
きっとあの子が
買ってきてくれたんだね
あたしが買う意味…
なかったね……
「うッ…」