イケメンキス魔にご用心!?

息をのんだ。

言葉が出てこなかった。


こーゆう時何て言ったら
いいんだろう。



「あの時オレが
断らなければ…

友達との約束を
断っておけば…

あいつと一緒にいれば!!


あいつが死ぬことは
なかったんだ!


全部…全部オレの
せいなんだ!」

「落ち着いて!楽斗!」


あたしが叫ぶと
楽斗は止まってくれた。



でもあたしは…

大切な人が
落ち込んでる時に

叫ぶことしか
できないなんて…




「オレはすごく
責任を感じた。

実際周りでオレを
攻める人は
いなかったけど…

彼女の両親、親戚
友達の人たちが
恨まないはずがない。

その考えが頭から
離れなくなって…

いたたまれなくなって
オレは学校を
転校したんだ」

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