イケメンキス魔にご用心!?

その瞬間楽斗がバッと
あたしを抱きしめた。



「鈴…
オレ、オレ…!

鈴もいなく
なっちゃうんじゃないか
ッて怖かったんだ!

またあの苦しみを
あじわうのかと思うと

どうしても話が
できなくって…

とにかくオレは
鈴がいないと
生きていけないくらい…

鈴のことが必要なんだ」



あたしの胸に
顔をうずめて

今にも泣きそうな声で
話す楽斗。



あたしは切なくなって
楽斗をただただ
抱きしめた。


楽斗もそれに答えて
強く抱きしめてくれた。



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