イケメンキス魔にご用心!?
「鈴…
オレたまに思うんだ。
あいつが死んだのは
オレのせいなのに
そのオレが幸せに
恋愛してていいのかッて。
でももう
考えねえことにした。
だってオレがどーの
じゃなくてオレは、
鈴を幸せにしてえんだ」
そう言って顔を上げた
楽斗は満面の笑顔だった。
「うん。楽斗。
あたしもね?
楽斗に幸せに
なってほしいよ。
もしあたしといることで
楽斗が幸せに
なれるんなら…
あたしはいつまでも
楽斗の側を離れないよ」
「それ、ホントだな?」
「もちろん」
「もう離れたくても
離してやんねえからな」