イケメンキス魔にご用心!?
「あ!鈴!
お前が頼んでた
信長用の風呂!
今日届いたから
部屋に置いてあるからな
ちゃんと見とけよ」
そう言いながら
ぐいぐいあたしを
階段の方に誘導する。
「ちょ、お兄ちゃん、
押さないでッて。
後で見とくから」
「いや!今見た方がいいぞ?
とゆーか今は自分の
部屋から出ない方が
いいと思うけどな?」
「…なんで?」
「さっき出たんだよ。
キッチンで…。
最近熱くなって
きたからな…。
今父さんが戦闘中」
う…
あたしあの黒光りの
触角が長い
無駄に生命力が
強いやつだけは
苦手なんだよね。
「…ごはんになったら
呼んで」
「はいはーい。
じゃあなー★」