イケメンキス魔にご用心!?
「いいか、鈴」
考え事をしていたら
あっという間に
リビングの前。
「オレは仕事で
疲れてる父さんや
母さんに余計な
心配はかけたくないと
思ってる。
それは鈴も同じだな?
なら2人の前でそんな
顔してちゃだめだ。
悪いけど、悩みとかなら
オレがいくらでも
聞いてやる。
だから…な?」
優しい目であたしを
見るお兄ちゃん。
あたしも2人に
迷惑かけたくない。
それに迷惑
かけたくないのは
お兄ちゃんだって
同じだよ?
とにかく今は
お兄ちゃんの指示に
従うことにした。