イケメンキス魔にご用心!?
ふにゃっと笑う楽斗。
あたし遅れちゃったのに
そんな顔して
笑わないでよ…。
「ご、ごめん。
遅れて…」
「んーん。
来てくれただけで
十分だよ」
にっこり笑う彼。
またそんなこと言って…
楽斗はいっつもずるい…
「鈴ちょっと
ここ座って」
自分の隣をポンポンと
叩いて笑う楽斗。
でもその顔は
どこか緊張してるみたい
あたしが腰を下ろすと
楽斗はコホンと
咳払いをして話し始めた