イケメンキス魔にご用心!?
「だけどこれだけは
言わせてくれ。
オレは鈴を幸せにしたい
ッて気持ちなら
誰にも負けない。
これからはちゃんと
一歩一歩大人になって
鈴に悲しい思い
2度とさせないよ。
だけどやっぱオレは
まだまだ未熟だし
大人になるまで
きっと時間がかかる。
だから誰よりも近くで
見守って、
支えてくれないか」
吸い寄せられそうな
まっすぐな瞳。
楽斗の気持ちが
その瞳から、
表情から、
雰囲気から、
十分すぎるほど
伝わってきて
あたしの頬には
いつの間にか
冷たいものが
つたっていた。