イケメンキス魔にご用心!?
「じゃあ、頭も体も
使うようなやつで
チームで協力し合う
遊びがいいよな?」
「そうなるね」
2人でうーん、と
考え込む。
「あ!
クイズとリレーを
くっつけたら?」
「クイズとリレー?」
「そう。
バトンパスをするときは
クイズに正解しないと
パスできない」
「おッ!
それならクイズ側と
リレー側にチーム内で
わかれて、協力できる
ッてわけか!!」
「そーゆうこと」
「よし!
いいと思うぜ。
後は…」
ザーッ!!
空河楽斗の言葉を遮って
雨の音が強くなった。
「ありゃあ。
とうとうどしゃ降りだ」
その瞬間あたしの胸が
ドクン、
と嫌な音をたてる。