イケメンキス魔にご用心!?
「わりい!
オレやっぱこの絶叫
パスで!」
は…?
あたしの手をとって
奏たちに謝る空河楽斗。
「は!?
何でだよ、楽斗」
「いやあ~
さすがにこれレベル
高すぎ!
今更怖く
なっちゃったから
鈴とそのへん
回ってるわ!」
「それはいいけど…
鈴は?
乗らなくていいの?」
急に話を振られて
びっくりする。
「え?
いやッあたしは別に…」
「そーゆうわけで
後で合流しようぜ!
行くぞッ!鈴!」
「うわッ」
ッて!
手!!
また繋いじゃってるし!
でも、やっぱり何でか
振り払えない。
ただ手を引かれるまま
走っていると
空河楽斗が立ち止まった