【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
ドアを開けると、
田村と山崎は、ドアの目の前に立っていた。


「もう何してるの!呼んでるんだから、返事してよ」


「心配したよ、佐々木さん、大丈夫?」

私は、何も言い返すことができず、その場にしゃがみこんだ。


「佐々木、どうしたの?」


田村と山崎が、
私の左手首に気づき大声で叫んだ。


「いやぁー誰か、
誰か来てー!!
救急車」


「大丈夫、しっかりして!! 何で、
こんな事・・・」


そして、私は、その場で気を失った。


「ここ、どこ?

私、生きてるの…」

気がつくと私は、
保健室のベッドにいた。


しばらくすると、
田村と山崎が保健室に来た。


「佐々木、起きてる?大丈夫?」


「私…どうして?」



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