【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「うわぁ~みんな、すごく、キレイ。

いいなぁ~私も、
ここで働けば働いている子たちみたいに、
キレイになれるかもしれない!

夢にも近づけるかもしれない!!」



そして、女の子の中でも、一際目立つ人がいた。


その人は“美優”
お店のナンバー1だった。


顔も整っていて、
スタイルもよく、
かけているところなんて一つもなかった。


美優さんは、いつも輝いて見えて、

そんな美優さんが、私には、うらやましかった。

「私も、美優さんみたいになりたい!」

美優さんは、私の憧れだった。


それから、しばらくの間、病院と掛け持ちをしながら働くことを決めた。


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