【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
ただ、お店にいるだけで、十分だった。

お店にいるだけで、周りからキレイに見えてるような気がして…

こんな気持ちになれたのは、今まで一度もなく、生まれてはじめてだった。


ブスで醜い顔の私でも、周りと何も変わらないことが、嬉しかった。


それから、少しでも、醜い顔を隠すように化粧や洋服でごまかし、

自分でできることを精一杯した。


そのため働いた給料は、すべて洋服や化粧品に変わっていった。


かわいい洋服、

たくさんの化粧品、

これで、変われたと思ってた。


キレイになりたい!

そして、夢を叶えたい…



< 143 / 216 >

この作品をシェア

pagetop