【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
次の日、
目を覚ますと私は、病院のベットの上だった。


手には点滴、昨日まで着ていた洋服は、病院のパジャマへと変わっていた。


「ここは、病院?

私…昨日、
救急車を呼んで、
それから…

どうしよう
入院なんて無理…」


両親にも連絡できず、入院費さえどうすることもできない…

そんなことを考えているとベットのカーテンが開いた。


そして、カーテンを開けてきたのは、
両親だった。


半年間、一度も連絡をしていなかった、
両親との再会は、
最悪の再会となった。
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