【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
そんなことを言われても、トイレの水で手を洗うことなんてできなかった。

「おい!聞いてるのか?返事しろよ!」

「・・・・・」


それでも返事をしないで水道の前に立っていた。


返事をしたところで何もかわらない。

返事をしない私に腹がたったのか、
水道の蛇口を私に向け水をかけてきた。

「聞いてるのかよ!!」


「あー、やめて、
やめてよ、やめてー!!」


「いいね、やれやれ!(笑)」


周りに居る子は、
見てみぬふりをし、
びしょぬれの姿を見ては笑っているだけで止めてくれる人はいなかった。


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