【実話】ただ、普通の幸せがほしかった

水商売

東京での一人暮らしは、部屋は、狭くお風呂やトイレも一緒で、
防犯など一切ない、古いアパートだった。


部屋に持ってきた荷物は、大きなボストンバック一つと布団一式。

それ以外には何もなく、所持金は、八万円だった。


部屋には、家具は、もちろん電化製品もなければ、カーテンさえもなかった。


「うわ~私って、
貧乏…
まるで、ドラマの世界みたい」


そんな生活でも、
夢ややりたいことを思うと我慢もできた。

そして、その日からカップラーメン生活とともに仕事探しを始めた。


手術費用を考えると少しでも収入のいい仕事を探した。


でも、自分の思うような仕事は、なかなか見つからず…
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