【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「美緒ちゃん、君は、いくつなの?」


「23歳です」


「若いねぇ、よかったら僕と愛人契約しない?僕じゃだめかな?」


「えっ…」


この人、何言ってるの?


突然のことに驚き
一瞬、言葉がつまった…


「君の悪いようにはしないから、
とりあえず電話番号教えて」


そう言いながら川上は、名刺を渡してきた。


川上は、話をごまかしても、しつこく聞いてきて、仕方なく電話番号を教えた。

「じゃあ、近いうちに電話するから」


そして、川上は、帰っていった。


数日後、知らない番号から着信があり、
電話にでると相手は、こないだお店に来た川上だった。


「もしもし、川上です。これから時間ある?よかったら食事でもどうかな?」
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