【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「これが夢ならいいのに…でも、現実はそうじゃない」


「学校なんて行きたくない」


「楽しくないし、
友達もいない…
毎日嫌なことばかり学校なんてなくなればいいのに…」


給食の時間、
その日私は、配膳係でクラスのみんなに食事をくばっていた。


「うわー、ぼっとんだ!気持ち悪いー
菌が入るから、さわるなよ!」


「お前が、よそった物なんて食えねぇーよ!!」


「でも、私、給食当番だから…」


「あー!!しゃべるなよ!つばが、入ったら、どうするんだよ」


「・・・・・」


何も言い返すことができず下を向き、

その場に立っているだけで、食事をくばることさえ許されなかった。

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