【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「その体育着、
私のだから返して
返して!!」


「うるせぇーな、なんだよ!これか?」

そう言いながら、
川村が袋を見せてきた。

川村は、山下と同様で大西と仲がいい。

お笑いが大好きで、いつもクラスのみんなを笑わせていた。

でも、その標的はいつも私だった。


外見は坊主のように短髪で背は低く女子とほとんど変わらなかかった。


一見クラスのムードメイカーのようだけど私は大嫌いだった。
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