【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「イェーイ!!」


「早くとれよ!」


「授業始まるぞ!」

「ほら!とろいんだよ、バーカ!!」


体育着を返してもらうために必死に追いかけた。

右、左、左右に動き机に足をぶつかりながらも返してもらうまで追いかけた。


「もうお願いだから返して!!」


「もうだめだ、間に合わない…」


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