【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「いつまでも黙ってんじゃねぇーよ」


「気持ち悪いんだよブス!何とか言えよ!」


「お前なんて学校に来るな!バイ菌!汚いんだよ」


「・・・・・」


体への痛みと怖さで何も言うことができなかった。


「こいつ、体がふるえてるよ」


「じゃあ、今日はそろそろやめようぜ」

「また明日な
逃げるなよ!!」


大西達は、最後にそう言い残し帰っていった。


しばらくしてから、顔をあげ汚れた服を手ではらい、足をひきずりながら家に帰った。


そして、大西達の最後の言葉が私の頭からはなれることはなかった。


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