【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「おい!!逃げんなよ」


私は、学校近くの公園の中の草木の間に隠れることにした。

「ここなら、きっと見つからない、もうお願いだから帰ってよ…」


でも、山下達はあきらめず、ふたてに別れて探しはじめた。

「どうしよう、どうしよう…もうやめてよ、怖いよ」


あせる気持ちと言いようのない恐怖が私を襲ってきた。


「あっ!いたぞー」

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