【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
席につくと周りからの冷たい視線。


それと同時に何とも言えない空気がただよっていた。


また、小学校の時と同じ悪夢の日々が始まりだした。


次の日、
登校し教室に入ると教室の雰囲気は、
一瞬にして変わり、

笑い声の聞こえる教室は、静まりかえ…

聞こえてくるのは、私を見てかすかに笑う声。


悲しくて、顔をあげることができなかった。


「・・・おはよう」

「ねぇ、そこうちらの場所だから、どいてくれる!」


「あっ、ごめんなさい…」


「こっち来るなよ、邪魔なんだよ!」


「・・・・・」


私は、黙って席についた。


「平気、大丈夫…
小学校の時だって、
いつも一人だったし、こんなの平気…

だって、私は、何もしていないんだから」


自分の心の中で、
何度も何度もそう言い聞かせた。


でも、次の日、
登校すると、もう、私の居場所は、なかった…。

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